初心者でも大丈夫!2022年版!北海道でのブルーベリーの育て方 <苗の選び方・入手方法>

北海道は広いので、全道すべて同じ育て方というわけにはいきませんが、基本的な育て方をお伝えしたいと思います。

 

系統・品種

基本はノーザンハイブッシュ系となります。
ブルーベリーはノーザンハイブッシュサザンハイブッシュラビットアイと大きく3系統あります。

名前の通り、ノーザンハイブッシュは北部(寒冷地)、サザンハイブッシュは南部(温暖地)です。
また、ラビットアイも温暖地での栽培が適していますので、ノーザンハイブッシュ一択となります。

当農園では養液栽培という特殊な栽培方法をとっておりますので、ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュ、ラビットアイすべて栽培しています。
というものの、他の2系統と比べてやはりノーザンハイブッシュの成長が早いです。

 

ノーザンハイブッシュの中でどのような品種が良いのかというと、当農園(虻田郡豊浦町)の環境では
ノースランド
ブリギッタ(ブリジッタ)
ダロー
エリザベス

といった品種が成長著しいです。

家庭で楽しみとして育てる場合は、果実の大きさや味で選ぶのも良いと思います。
チャンドラーは成長が上記4品種に比べて成長が遅いのですが、大きさはピカイチです。
寒冷地でもしっかりと育ちます。
近年人気が高まっているハイブリッド系のピンクレモネードは見た目が美しく、しかも美味しいのですが、育て方が難しいのであまり一般向けではありません。

 

苗の入手方法

私が考える入手方法5つあります。

・ホームセンター
・ブルーベリーを扱う農園
・農協(グリーンセンター)
・道の駅
・インターネット
・ブルーベリー専門業者

ホームセンターでは毎年4月下旬ごろから販売を開始し、夏頃まで販売しています。毎年安定した数の苗を販売しているので、苗を一番入手しやすい場所だと思います。ただ、価格は比較的高めです。また、苗の見栄えを重視するため、花をつけていたり実をつけて販売している場合があります。若い苗木に花や実をつけさせることは、樹の成長を妨げるのであまり良いとは言えません。

ブルーベリーを取り扱う農園の多くは剪定枝を挿し木で増やしているところも多くありますので、季節を問わず手に入る可能性があります。ただ、農園によって供給量が異なるので、ホームセンターに比べると入手できる可能性は不安定かもしれません。ブルーベリー専門の農園であれば、さまざまな品種を選べ、価格もホームセンターに比べると安いことが多いです。
在庫状況によっては当農園でも苗を販売している場合があります。
販売開始時は当サイトTwitterなどでお知らせいたします。

 

一般の方はグリーンセンターに入るのはためらわれるかもしれませんが、一般の方でも普通に購入できます。
ある程度の品種数があり、価格も抑えられているのでおすすめです。問題は、苗を売っている期間が短いのと、ある程度の規模の場所にしかグリーンセンターが無いというところでしょうか。

道の駅でも苗を販売している場合があります。豊浦町からほど近い伊達市では苗を販売されている農家さんもいらっしゃいます。すべての道の駅でブルーベリーの苗が手に入るというわけでは無いので、あったらラッキーぐらいに考えておきましょう。道の駅ではブルーベリーの苗がかなり安く手に入る場合があります。

楽天Amazonでもブルーベリーの苗は数多く販売されています。数多くの品種があり、悩んでしまいます。インターネット上だと販売競争があるため価格も比較的抑えられていると思います。インターネットでブルーベリーの苗を購入する問題点は3点あります。
・インターネットだと全国を相手にしているので北海道に適していない品種も販売されている。
・実際に苗を見ることができないので、思ったより小さかったり、生育不良の苗が届くことがある。
・北海道だと送料が高い

ブルーベリー専門の業者から買うという方法もあります。
当農園は大関ナーセリーというブルーベリー専門業者から苗を仕入れています。専門業者なのでなんと言っても苗の品質が良いです。オンラインショップもあるので気軽に買うことができます。品質が良いため、その分値段もはります。また、送料もかかるので気軽に購入とまではいかないですね。

 

次回は育てる上での注意点をお伝えしたいと思います。